先哲叢書帆足万里評伝刊行記念展示のお知らせ
「西洋科学と対峙した人―帆足万里―」
先哲史料館では、7月15日(土曜日)から『大分県先哲叢書帆足万里評伝』刊行を記念した企画展を開催しています。万里は江戸時代後期に活躍した日出藩の儒学者・教育者で三浦梅園、廣瀬淡窓とともに「豊後三賢」と呼ばれています。万里は梅園、淡窓と同様教育者ですが、二人と大きく異なるのは藩の家老を務めたことと、オランダ語を自学しオランダの書物から直接西洋科学を読み取り、批判し自分なりの解釈を加えた未刊の大著「窮理通」を著しました。
展示では、帆足万里の学問と生涯を、西洋科学を究めようとした過程と万里の生涯を残された資料を通して紹介しています。
帆足万里評伝刊行記念展示チラシ [PDFファイル/2.1MB]
「窮理通」(日出町教育委員会所蔵) 『医学啓蒙』
「帆足万里書簡」 (個人蔵) 帆足万里と三浦梅園との関係とは?
帆足万里評伝刊行記念講演会
日時:8月2日(水曜日) 10時30分~12時00分 (受付10時00分~)
会場:視聴覚ホール2階(大分県立図書館内)
講師:佐藤 晃洋 氏 (竹田市歴史文化館・由学館 館長 / 帆足万里評伝執筆者)
参加の申し込みは先哲史料館(097-546-9380)まで