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筒臑当(つつすねあて)が555年ぶりに再会!?

印刷用ページを表示する掲載日:2021年11月19日更新

●企画展「大分のもののふ」展示の筒臑当(つつすねあて)を紹介します。

 筒臑当は鎌倉時代から南北朝時代を中心に使用された、すねを護るための武具で、岐阜県可成寺(かじょうじ)・滋賀県兵主神社(ひょうずじんじゃ)・大分県日田市の3例が知られる貴重な資料です。日田市筒臑当は日田大蔵氏から大原八幡宮に奉献されたと伝わるもので(写真2・3)、鉄地板の表面に桐葉唐草文や魚子地を刻んだ装飾性がある金銅板を覆っています。日田市筒臑当(写真2)は部品が全てそろっていませんが、残りの部品(写真1)は福岡県京都郡苅田町の大原八幡神社にあります。苅田町大原八幡神社には、文正元年(1466)に日田市大原八幡宮からご分霊されたことが伝えられており、その際に筒臑当も分けられたようです。今回、豊の国に伝世した日田市筒臑当と苅田町大原八幡神社の筒臑当をそろった形で展示しています。伝承が確かであれば実に555年ぶりの再会と言えるかもしれません。

臑当て写真

大分のもののふ企画展チラシ表 [その他のファイル/1.24MB]

大分のもののふ企画展チラシ裏 [その他のファイル/1.17MB]はこちらからご覧になれます