令和元年度県立学校自転車通学生ヘルメット着用推進事業について
高校生の自転車通学生ヘルメット着用義務化に向けて
大分県教育委員会では「県立学校自転車通学生ヘルメット着用推進事業」に取り組んでいます。
県内では高校生による自転車事故が毎年数多く報告されています。平成30年度には253件発生し、そのうち79件が頭部損傷事故(県教委調査)でした。
また、警察庁調査によると、自転車の死亡事故は61%が頭部損傷によるもの(平成26年~30年合計)でした。
頭部損傷は重大事故につながることから、県教委では令和3年度から県立学校自転車通学生の自転車ヘルメット着用義務化を予定しており、その気運を醸成するため、令和元年度から「県立学校自転車通学生ヘルメット着用推進事業」を推進しています。
令和元年度の取組
自転車ヘルメット着用推進モニター事業
- モニター生徒は、安全規格を満たしたヘルメットを購入し着用。
県立学校自転車通学生ヘルメット着用に関するアンケート調査の実施(令和元年9~10月)
- 調査対象は、モニター生徒、モニターの保護者、一般自転車通学生、一般自転車通学生の保護者
- アンケート調査の結果はこちら → R1アンケート結果 [PDFファイル/203KB]
「自転車通学指導者セミナー」を開催
令和元年10月8日、交通安全教育に携わる教職員が効果的な指導方法等を学び、学校における交通安全教育の充実を図るため、外部専門家を招聘して「自転車通学指導者セミナー」を開催しました。
セミナーでは、講師による具体的な事故事例や効果的な指導方法の説明、自転車事故を未然に防ぐための自転車整備のポイントについての実技指導のほか、参加者による各学校の自転車安全利用に関する取組や事故事例について話し合うワークショップが行われました。
- 講師
遠藤 まさ子 氏(自転車の安全利用促進委員会)
小野 政弘 氏(大分県自転車軽自動車商協同組合理事長) - 参加
県立学校41校41名が参加
- ※ 学校での交通安全指導の参考にしてください。
- セミナーで配布した資料(抜粋版)はこちら
→ R1自転車通学指導者セミナー資料 [PDFファイル/3.69MB]
- 今回講師を派遣していただいた自転車の安全利用促進委員会のホームページはこちら
→ http://jitensha-anzen.com/reality/manual.html
(指導の参考になる通学指導マニュアルをダウンロードできます。)
遠藤氏の講演 小野氏の実技指導
参加者によるワークショップ
学校での交通安全教育の取組事例
- 大分県立雄城台高等学校
→ 大分県広報TV オオイタコレクション http://www.onsenkenoita-ch.com/obs/detail/3283
- 大分県立佐伯豊南高等学校/大分県立情報科学高等学校
→ 教育庁チャンネル http://www.pref.oita.jp/site/movie/kyochr20313.html