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ようこそ知事室へ

令和5年2月7日知事定例会見

印刷ページの表示 ページ番号:0000230207 更新日:2023年2月7日更新

動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                    
日時:令和5年2月7日(火)13時30分~
場所:第一応接室

新型コロナウイルス感染症について

知事写真

 11月から第8波がありましたが、皆さんのご理解・ご協力のおかげで最近は順調に減少しています。一日当たりの新規感染者数は、1月6日には3,998名と過去最多になりましたが、本日は436名と大きく減っています。また、一時は、病床使用率も75.8%まで上昇しましたが、本日は28.0%となっています。

 この3年間、県内では8つの波を迎え、これまでの新型コロナ感染者が29万5,085名と、県民に占める感染者の割合は26.7%、4人に1人を超えるまでになっています。

 他方、県民のオミクロン株対応ワクチン接種率は42.7%、高齢者に限ると69.1%まで進んでいます。専門家によると、これだけの人が罹っても、まだ集団免疫とは言えないということです。

 こうした中、5月8日から、感染症法の分類を「2類相当」から「5類」に見直す方針が決定されました。オミクロン株の重症度が5類感染症の季節性インフルエンザと同等程度であることや、ワクチン接種が進んでいること、治療薬も広まっているということ等を考慮すれば、妥当な判断だと思います。また、分類の見直しについては、全国知事会や九州地方知事会を通じて要望しており、新型コロナとの共生に向けた大きな転換として、歓迎したいと思います。

 ただし、今後、強毒性の新たな変異株が出現した場合には、直ちに「2類相当」に指定し、これまでの知見や経験に基づき、万全を期していくことも重要だと思います。

 それから何よりも大事なことは、県民が安心してコロナに対処できることです。医療費やワクチン接種の公費負担等については、経過措置を設けて段階的に移行する方向ですから、円滑な移行に向けて、知事会を通じて国に対し意見を上げながら、しっかり準備を進めます。

 最後に、県内でも3シーズンぶりに季節性インフルエンザが流行しており、まだまだ油断は禁物です。繰り返しになりますが、県民の皆さんには、引き続き、基本的な感染対策の徹底と、ワクチン接種について、ご理解・ご協力をお願いします。

ホーバークラフトの船名決定について

 昨年11月にホーバークラフトの船名を公募しましたところ、就学前の6歳のお子さんから95歳のご高齢の方まで実に幅広く、県内外から合計2,507点もの応募をいただきました。ご応募いただいた皆さんに、改めて心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 本日は、多くの応募作品の中から、審査委員会を経て決定した、ホーバークラフト3隻の船名を発表します。

 1番船は「Baien(ばいえん)」、2番船は「Banri(ばんり)」、3番船は「Tanso(たんそう)」です。「豊後の三賢」と言われている、三浦梅園(みうら ばいえん)、帆足万里(ほあし ばんり)、広瀬淡窓(ひろせ たんそう)にちなんだ船名とし、表記は外国人の方にも読みやすいように、アルファベットとしました。

 3隻の船名の由来となった三浦梅園、帆足万里、広瀬淡窓は、江戸時代に、それぞれ現在の国東市、日出町、日田市において、西洋の天文学や医学、儒学など、広く学問の研究や普及に取り組んだ教育者として「豊後の三賢」と称されており、教育を通じて大分県の発展に尽くした、本県が全国に誇る先人です。

 今回は、シリウスやスピカなど星の名前や、スペース、コスモなど宇宙にちなんだ船名の応募も数多くありましたが、審査委員の皆さんから、「大分県にちなんだ名前で、乗船者の印象に残る」、「国内外に大分らしさをアピールできる」など、「大分らしさ」という点で、非常に高い評価をいただいた、「Baien(ばいえん)」、「Banri(ばんり)」、「Tanso(たんそう)」の船名に決定しました。

 県民の皆さんが、日本で唯一となるホーバークラフトを誇りに思え、永らく親しんでいただけるよう願っています。

OITA HOVERCRAFT [PDFファイル/3.14MB]

観光誘客プロモーション動画「ミッドナイトおおいた」の配信について

 本県を訪れる国内観光客数は、全国旅行支援等による効果もあり回復傾向にありますが、さらなる国内旅行需要を取り込むため、温泉はもとより、大分の夜の魅力をコンセプトにしたプロモーション動画「ミッドナイトおおいた」を制作しましたので、本日お披露目したいと思います。

 夜景や夜の街並みを、人や食などに焦点をあて、メッセージ性やストーリー性を重視した動画で、「おんせん県おおいた」の認知度などに応じてターゲットを設定して制作しました。

 大分県の温泉の魅力をよく知らない方々をターゲットにした動画では、お笑いタレントのダイノジさんとインフルエンサーのきりまる・えみ姉(ねえ)さん、マーク・パンサーさんなど、大分県にゆかりのある方々にご出演いただいて、ラップ調のミュージックに載せてお届けをします。

 それではまず、ダイノジさんと、きりまる・えみ姉さんご出演のパワフルな曲調の動画をご覧ください。

 <<動画>>

 つぎに、マーク・パンサーさんご出演の落ち着いた曲調の動画をご覧ください。

 <<動画>>

 どちらも「おんせん県おおいた」が耳に残るおしゃれな仕上がりだと思います。

 続いて、大分県に旅行にお出かけいただいた方々をターゲットとした動画です。こちらは観光事業者などへのインタビューを通じて、ドキュメンタリータッチに制作しました。

 制作した6種類の中から、今日はそのうちの1本、40代以上に向けた「おんせん県の人」をテーマとした動画をご覧ください。

 <<動画>>

 おもてなしの心があふれる大分の「人」の魅力を表現した動画になっています。インタビュー形式にすることで共感性の高いものになっているんじゃないかと思います。

 今回の動画は、単に配信するだけでなく、広告接触者の来訪計測を行うなど、デジタルマーケティングの手法を用い、より効果的な誘客に繋げていきたいと考えています。

 全国の皆さんに向けて、「おんせん県おおいた」の新たな魅力を発信していきます。

観光誘客プロモーション「ミッドナイトおおいた」について [PDFファイル/697KB]

横浜キヤノンイーグルスのホストゲームの開催について

 大分県を第二の拠点として活動している「横浜キヤノンイーグルス」のホストゲームが、2月18日(土)、レゾナックドーム大分で開催されます。

 キヤノンイーグルス、昨年は6位でしたが、現在は、4勝1分2敗で、12チーム中、4位という状況です。今回は、現在5位の強豪、「東芝ブレイブルーパス東京」を迎え、プレーオフ圏内を目指す熾烈な争いになることが予想されます。

 注目選手として、キヤノンでは、金髪をなびかせて強気の攻めを見せる、南アフリカ代表・ファフ・デクラーク選手や、前回の大分の試合でも正確なゴールキックを見せた田村優(ゆう)選手の活躍にも期待がかかります。

 また、東芝には日本代表でキャプテンも務めた、リーチ・マイケル選手がいます。

 こうした世界各国の代表選手も出場するジャパンラグビー リーグワンのディビジョン1(ワン)の試合ですので、ぜひご覧いただきたいと思います。

 また当日はスタジアムのまわりでステージイベントも予定されていますので、ご家族そろってお越しいただければと思います。

 私からは以上です。

横浜キヤノンイーグルス vs 東芝ブレイブルーパス東京 [PDFファイル/416KB]


幹事社 ホーバーのネーミングを聞いたときの感想を教えてください。


広瀬知事 淡窓は私の先祖ですが、小さいころ悪いことをすると、母親に仏壇の前に連れて行かれて、素晴らしい淡窓に比べて、お前は何と悪いことしたんだと叱られていたため、遠ざけていましたが、審査委員会で選ばれたということであればいいかなと思っています。


幹事社 国内外にアピールするということですが、日本の人も、これだけ見せられてもわかりづらい部分もあると思うのですが。


広瀬知事 わからなかったら調べてもらえばいいと思っています。シリウスとか、星座・星の名前や、コスモ、スペースという名前も候補としてあったようですが、審査員の皆さんのご判断は、どこでも付けられる名前で印象がない。従って、大分県の三賢の名前をアルファベットにすると、外国人も覚えやすい名前ですから、これを船名としました。


幹事社 いよいよホーバーも準備が整ってきたと思いますが、名前が決まったことを踏まえて、ホーバーへの期待を改めて伺います。


広瀬知事 一隻目は、今年の7月に納入、2隻目は10月、3隻目は来年の1月ぐらいということで、順次3台揃っていきます。ホーバーの導入により大分空港から約30分で県都大分市中心部に来られるようになり、大分におみえになったお客さんに非常に喜ばれると思います。 宇宙船みたいな面白いホーバーがあるというので、わざわざこれに乗りに来る人もいるかもしれません。そういった意味で、観光振興の引き金にもなっていけばと思っています。来年はデスティネーションキャンペーンの年でもありますから、そういった意味でも、観光資源として楽しまれればと思っています。


記者 ホーバーの就航は令和5年度中というスケジュールをお示しいただいていますが、それは変わらないですか。


広瀬知事 今のところ、そのスケジュールで準備を進めています。


記者 今回のホーバーの名前を決めた審査員はどういう方々ですか。


広瀬知事 委員は、大分県立芸術文化短期大学准教授の於保政昭(おほ まさあき)さん、別府のYamaide Art Officeの山出淳也(やまいで じゅんや)さん、株式会社いろいろ代表の市川靖子(いちかわ やすこ)さん、ツーリズムおおいたの桑野和泉(くわの いずみ)さん、第一交通の小田典史(おだ のりふみ)さん、及び大分県企画振興部審議監渡辺修武(わたなべ おさむ)です。


幹事社 観光PRの「ミッドナイトおおいた」ですが、今まであまりなかった大分の夜に焦点当てたということですが、県として、どういう狙いがありますか。


広瀬知事 今まではどちらかというと、由布岳を眺めながら広い露天風呂で、お風呂を楽しんでいただくなどの昼間が多かったと思います。大分の景観は昼間見ていただいた方がいい場所が多いからだと思いますが、いろいろな観光のPRをする中で、昼にばかり注目していたが、大分県にお見えになる方は、おいしい晩ご飯を食べて、夜の街に出掛けて一杯やるとか、ナイトツーリングを楽しむとかをしたいんじゃないかと。昼間は仕事をして、夜、大分を楽しむということで、売り込んでいく必要があると思った次第です。今までは朝昼が中心だったと思いますが、大事な夜の時間をPRしていなかったということで、初めて実施しました。


幹事社 コロナについて、「5類」への議論の中で、卒業式のマスクをどうするかという話になっていますが、仮に間に合った場合、卒業式のマスク着用について知事はどう考えていますか。


広瀬知事 どういう判断が出るか注目しています。着用か外した方がいいか、私自身もなかなか判断がつかないので、国がどう判断をするのか、教育委員会がそれをどう受けるかを見て決めたいと思います。ずっとマスクをしてきて、卒業式はマスクを外したいという子どもたちの気持ちを尊重したいが、せっかくここまで我慢したんだからというところもある。気持ちの上でも、マスクはいろいろな影響を及ぼすでしょうし、そういうところを踏まえて、一義的には教育委員会が判断すると思っていますが、考えどころですよね。


記者 先ほどのコロナの見直しの件ですが、「2類相当」から「5類」の見直しが進む中で、コロナとの共生を進める意味で、ポジティブなメッセージもどんどん発信していくべきと思うんですが。


広瀬知事 5月8日以降、基本的な感染対策をどうしていくか、これから議論しておかなければいけないと思います。マスクをするかどうかは自分で決めるが、他人にまで「マスクをつけるべきだ」というのが適当なのか。感染が心配だから私は家に籠もっているが、他人にまで「外に出るのをやめろ」というのはどうかとか。今までは「2類相当」だから感染防止のためにいろいろ社会的な制限があったが、今後それをどこまでやるかは、だいぶ変わってくると思います。そのあたりも含めて、議論をしなければいけないと思っています。


記者 日出生台の訓練のことです。去年4月にも米軍訓練があり、今度は日米共同訓練が行われます。年度内に二度は初めてということで、地元もかなりいろいろな思いがあるようですが、改めて県としてどう受けとめているか、教えていただけますか。


広瀬知事 沖縄の米軍訓練の負担軽減のために受け入れている移転訓練と、今度の共同合同訓練は全く違う話です。同じ年に二度もあるのかという気持ちもわからなくはないですが、これまでの議論の経緯から言うと、切り離して議論をせざるをえないかなと思っています。


記者 切り離してというのは。


広瀬知事 1年間に二つだから困るとか、一つだからどうとか。そもそも移転訓練と共同訓練という別のものを、一緒にして議論してもいけないということです。


記者 次年度は沖縄の移転訓練はないということですが、代わりに今回来るアイアンフィストのような共同訓練が、今後も毎年来る可能性もあるかもしれないと思います。そのあたりはどのようにとらえていますか。


広瀬知事 可能性があるという段階から、移転訓練のように「将来にわたる縮小・廃止を求める」と言うのはちょっと変じゃないかな。今後も続けてやると言ってきているわけじゃないんだから、それを困るとわざわざ言う必要もないんじゃないかと。


記者 最後に一点、コメントで遺憾とおっしゃっていましたが、訓練そのものというより、情報が遅かったことに対してでしょうか。


広瀬知事 一番の当事者として、心配している大分県にお話がないままに、突然の公表でびっくりさせるのは、けしからんという気持ちがありました。


記者 首相補佐官がLGBTQの発言で問題になって更迭されるということで、同性婚に対しての理解がなかなか進まないという意見もあって、G7の中で日本だけ同性婚を認めてないのが現状です。日本は同性婚を認めるべきかどうかについて、どうお考えですか。


広瀬知事 人権の問題として、関係者・有識者に集まってもらって、パートナーシップ宣誓制度についてどうすべきか議論をしてもらいました。議論の大勢は、むしろ前向きに解決を図っていくべきという方向になり、そのことは非常によかったと思っています。制度的に認める方向でやるかどうかについて議論がありましたが、制度をどんどん進めていって違和感が残るよりも、もう少しこの問題について県内での議論を深め、普及啓発もしながら、県民の受け入れる気持ちを自然に広げていく方がいいかなと考えています。今回は少し待とうということで、制定はやめました。長い目で見て将来的には、認められるべきでしょうね。


記者 今やると違和感が少し残るというご発言がありましたけど、その違和感というのは。


広瀬知事 婚姻等の問題については、長い歴史、風習の中で育まれたところがあります。そういう風習や伝統の中で、自然に受け入れられるかどうかという感覚を、違和感というんじゃないでしょうか。いやそんなこと言っている時代ではないという人も多いと思います。しかし、ちょっと遅れているからといって、どんどん進めてしまうと、ちょっと時間をかければ理解ができる人をとり残していくことになってしまうので、難しいところです。


記者 大分としては、パートナーシップ宣誓制度を認めるかは、もう少し議論を進めて、ある程度時間をかけてから、県民の許容感みたいなものを醸成するというお話ですが、具体的にこういう啓発をしていこうというのはあるのでしょうか。


広瀬知事 啓発の小冊子を配ったりしています。


記者 どのぐらいの時間をかけてとか、そういったものは特には設けない感じですか。


広瀬知事 東京にいた頃、私の家にホームステイして大学に通っていた子がいました。その子が卒業してしばらくして、家に遊びに来たいと言うので、息子が帰ってくるようなもので大歓迎と迎え入れました。その子は友達と帰ってきましたが、同性婚のようなものだったと思います。最初は少し違和感がありましたが、我が家に2週間くらい泊まっていたから、一緒に暮らしているうちに、あっという間に学生時代のように、打ち解けました。2人は大変、幸せそうだし、我々に別に害がある訳じゃない。そういう経験をした人が何人も出てくれば、おのずから受け入れる空気になってくるのに、結論を急いで、「啓発をします」、「1年後には制度を作ります」と言い出すと、反発の方が大きくなってくるんじゃないかと思います。


記者 鳥インフルエンザについては、2月9日には移動制限区域が解除されて、一旦収まるという形になると思いますが、今回の対応について、知事の総括をお願いします。


広瀬知事 約5万5000羽ですから、これは大変なことと思っていましたが、日頃のシミュレーションや実働訓練等を活かして、農林水産部、家畜保健衛生所が中心となり、的確に処理をしてくれたと思います。警察をはじめ関係者の協力体制も非常によかったと思います。今のところ、明後日ですので、真夜中までに何も起こらないで、本当に完全解除になると期待しています。実際に、また終わった後、関係者の総括を聞いて、反省すべき点があれば次のために反省をしておくことは大事と思っていますが、今のところ、大変迅速に、期限を延ばすことなく、よくやってくれたと思っています。風評被害も心配しましたが、これも本当に冷静に皆さん対応していただきました。


幹事社 他、よろしいでしょうか。ありがとうございました。


司会 これで終了させていただきます。ありがとうございました。


※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]

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