I 人 口
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■ 平成13年10月1日現在の総人口は、1,220,061人 平成13年10月1日現在の総人口は、1,220,061人で、前年と比べて1,079人(0.09%)減少した。 本県の人口は、昭和30年( 1,277,199人)を最高に、以後減少を続けていたが、昭和46年には増加に転じ、昭和60年( 1,250,214人)までは増加傾向が続いた。しかし、その後は再び減少に転じ、平成6年にわずかに増加したものの、現在まで減少傾向で推移している。 〔図1、表1・表3〕 |
■ 女子が男子より約7万人多い 男子は 575,198人、女子は 644,863人であり、女子が男子より69,665人多く、性比は89.2である。前年と比べると、男子は787人の減少、女子は 292人の減少である。 〔表1〕 ■ 自然動態、社会動態共に減少 この1年間の減少 1,079人を人口動態別にみると、自然動態では、出生児が10,936人、死亡者が11,032人で96人の自然減となり、3年連続して年間の死亡者数が出生児数を上回っている。 また、社会動態では、転入者が49,748人、転出者が50,731人で、983人の社会減(転出超過)となっている。〔表1・表2〕 |
■ 10市町で人口が増加 この1年間に人口が増加したのは、4市6町である。 増加率は、挾間町が2.20%で最も高く、次いで日出町1.16%、杵築市0.69%、大分市0.55%となっている。増加数では、大分市が 2,421人と最も多く、次いで挾間町 319人、日出町 303人、杵築市 156人、別府市120人となっている。 一方、人口が減少したのは、48市町村(7市30町11村)である。 減少率は、千歳村が-3.03%で最も高く、次いで山国町-2.49%、蒲江町-2.43% 、中津江村-2.24%、本耶馬渓町-2.15%、となっている。 減少数では、佐伯市が-458人と最も多く、次いで日田市-368人、竹田市-294人、臼杵市-287人、津久見市-286人となっている。 この結果、人口が最も多いのは大分市438,891人で、県総人口の36.0%を占め、最も少ないのは上津江村の1,302人である。〔表5〕 ■ 自然増加市町村は5市町、社会増加市町村は20市町村 増減市町村数を人口動態別にみると、自然動態では、3市2町が自然増加となっている。増加率は、大分市が0.50%で最も高く、次いで挾間町0.30%、中津市0.15%、日田市0.03%となっている。自然減少市町村は53市町村(8市34町11村)で、減少率は、中津江村が-1.49%で最も高い。 社会動態では、20市町村(4市14町2村)が社会増加(転入超過)となっている。増加率は、挾間町が1.89%で最も高く、次いで日出町1.15%、弥生町0.88%、杵築市0.84%、山香町0.56%となっている。社会減少(転出超過)市町村は38市町村(7市22町9村)で、減少率は千歳村が2.26%で最も高い。 〔表4・表5〕 ■人口の性比は上津江村が最も高い 市町村別の性比(女子100人に対する男子の割合)をみると、上津江村が102.2と最も高く、ついで中津江村97.3、前津江村94.0、杵築市93.6、大分市93.2の順で、最も低いのは上浦町が78.3、ついで米水津村78.5、蒲江町81.8、別府市81.9、大田村83.4の順となっている。 〔表5〕 |
■ 市部人口は県全体の74.6% 市部・郡部別にみると、市部人口は 910,566人で、県総人口の 74.6%を占めている。これは、前年と比較すると0.1ポイントの上昇である。 〔表6〕 ■ 大分臼津地域は 1,858人の増加 生活圏域別(用語の説明 別表2参照)にみると、人口が最も多いのは大分臼津地域で550,480人と県総人口の44.9%を占めている。人口が最も少ないのは大野直入地域で80,973人である。 この1年間に人口が増加したのは大分臼津地域と別杵国東地域で、他の4地域ではいずれも減少している。減少数で最も多かったのは県南地域で896人の減、減少率で最も高かったのは日田玖珠地域で-0.8%となっている。〔表7〕 |
■ 年少人口は3,225人減少、老年人口は6,382人増加 年齢(3区分)別にみると、0〜14歳の年少人口は 176,214人、15〜64歳の生産年齢人口は 770,167人、65歳以上の老年人口は 272,283人である。 これを前年と比較すると、年少人口は 3,225人( 1.8%)の減少、生産年齢人口は 4,236人( 0.5%)の減少、老年人口は 6,382人( 2.4%)の増加である。 この結果、年少人口の総人口に占める割合は、14.4%で、前年に比べ 0.2ポイント低下した。一方、老年人口の割合は22.3%で、前年に比べ 0.5ポイント上昇した。 年齢構成指数をみると、年少人口指数は22.9、老年人口指数は35.4、従属人口指数は58.2、老年化指数は154.5となっている。これらを前年と比較すると、年少人口指数は 0.3ポイント低下し、老年人口指数は 1.1ポイント上昇している。また、従属人口指数は 0.7ポイント上昇し、老年化指数は 6.3ポイント上昇している。 〔図2・3 表8〕 |
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■ 35市町村で老年人口の割合が30%を超える 市町村別に年齢(3区分)別人口の割合をみると、年少人口割合が最も高いのは大分市と中津市で15.9%、ついで日出町15.8%、前津江村15.6%、大山町・三光村・日田市が15.5%の順となっている。最も低いのは国見町9.8%で、ついで佐賀関町9.9%、大野町10.1%、大田村10.2%、野津原町・朝地町が10.3%となっている。 生産年齢人口の割合が最も高いのは大分市で69.0%、ついで別府市64.2%、挾間町63.5%、中津市63.4%、日出町63.2%、佐伯市62.6%の順。最も低いのは中津江村で44.6%、ついで大田村46.5%、清川村47.8%、緒方町48.8%、大野町49.4%の順である。 老年人口の割合は大田村が43.3%で最も高く、ついで中津江村41.2%、緒方町40.7%、大野町40.5%、国見町40.1%、清川村40.0%の順。最も低いのは大分市が15.1%で、ついで中津市20.7%、日出町21.0%、挾間町21.3%、日田市22.7%、佐伯市22.8%となっている。 老年人口の割合が25%を超えるのは50市町村、30%を超えるのは35市町村である。また、県平均の22.5%より低いのは、大分市、中津市、日出町、挾間町となっている。 〔表9〕 |
■ 13年1月1日現在の人口が最も多い この1年間の人口の推移を月別にみると、12年10月以降ゆるやかな増加が続き、13年1月1日現在の人口が 1,222,034人で最も多くなった。その後減少に転じ3月の就職・進学等による県外転出のため大幅に減少した結果、4月1日現在で 1,217,954人と最も少なくなった。そして、4月の転入超過により幾分回復した後は、概ねゆるやかな増減となった。 〔図4 表10〕 |