T 人 口
1 総 人 口 |
平成10年10月1日現在の総人口は、1,227,826人 (統計表 第1表 大分県人口の推移)
平成10年10月1日現在の本県の総人口は、1,227,826人で、前年同月と比べて1,489人(0.12%)減少した。
本県の人口は、昭和30年国勢調査人口(1,227,199人)を最高に、以後減少を続けていたが、昭和46年には増加に転じ、昭和60年国勢調査(1,250,214人)までは増加傾向が続いた。しかし、その後は再び減少に転じ、平成6年にわずかに増加したものの、概ね減少傾向で推移している。
社会減少が自然増加を上回る
この1年間の減少 1,489人を人口動態別にみると、自然動態では、出生児が11,218人、死亡者が10,811人で、407人の自然増加となっている。また、社会動態では、転入者が51,952人、転出者が53,848人で、1,896人の社会減少(転出超過)となっている。
前年と比較すると、自然動態では、出生児数は多少増加したものの、死亡者数も増加したため自然増加が縮小し、社会動態では、転入・転出者とも減少しながらも転出者が転入者を上回り、社会減少が拡大した。この結果、社会減少数が自然増加数を上回り、人口減少につながった。
2 市 町 村 別 人 口 |
(統計表 第2表 市町村別人口及び人口動態) |
4市6町2村で人口が増加
この1年間に人口が増加したのは、4市6町2村である。
市町村別にみると、人口が最も多いのは大分市( 435,327人)で、県総人口の35.5%を占めている。人口が最も少ないのは上津江村( 1,338人)である。
増加率は、挾間町が1.56%で最も高く、次いで武蔵町0.89%、弥生町0.79%、日出町0.78%、本匠村0.55%となっている。増加数では、大分市が
1,926人と最も多く、次いで挾間町 215人、日出町 195人、杵築市 119人となっている。
一方、人口が減少したのは、7市30町9村である。減少率は、本耶馬渓町が 2.75%で最も高く、次いで、米津水村 2.28%、緒方町 2.05% 、宇目町
1.97%、天瀬町1.94%となっている。減少数では、別府市が 473人と最も多く、次いで津久見市 266人、国東町 230人、竹田市 221人、佐賀関町
219人、日田市 208人となっている。
自然増加市町村は5市町、社会増加市町村は15市町村
増減市町村数を人口動態別にみると、自然動態では、4市1町が自然増加となっている。増加率は、大分市が
0.52%で最も高く、次いで中津市 0.27%、日出町 0.17%、佐伯市 0.15%、日田市0.03%となっている。
社会動態では、2市10町3村が社会増加(転入超過)となっている。増加率は、挾間町が1.67%で最も高く、次いで弥生町1.35%、野津原町1.09%、武蔵町1.05%、本匠村1.01%となっている。社会減少(転出超過)市町村は9市26町8村で、減少率は、本耶馬渓町が1.93%で最も高い。
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減少上位5市町村
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3 年 齢 別 人 口 |
(統計表 第3表 男女別・年齢別人口(大分県)) |
年少人口は4,200人減少、老齢人口は7,700人増加
年齢(3区分)別にみると、 年少人口(0〜14歳)は188,236人、生産年齢人口(15〜64歳)は786,885人、老年人口(65歳以上)は252,419人である。これを前年と比較すると、年少人口は
4,150人( 2.2%)の減少、生産年齢人口は5,022人( 0.6%)の減少、老年人口は 7,683人( 3.1%)の増加である。
この結果、年少人口の総人口に占める割合は、15.3%で、前年に比べ 0.3ポイント低下した。一方、老年人口の割合は20.6%で、前年に比べ 0.7ポイント上昇した。
年齢構成指数をみると、年少人口指数は23.9、老年人口指数は32.1、従属人口指数は56.0、老年化指数は134.1となっている。これらを前年と比較すると、年少人口指数は 0.4ポイント低下し、老年人口指数は 1.2ポイント上昇している。また、従属人口指数は 0.8ポイント上昇し、老年化指数は 6.9ポイント上昇している。
23市町村で老年人口の割合が30%を超える
(統計表 第4表 市町村別年齢(3区分)別人口)
(統計表 第5表 市町村別年齢(3区分)別人口 男)
(統計表 第6表 市町村別年齢(3区分)別人口 女)
市町村別に年齢(3区分)別人口の割合をみると、年少人口割合が最も高いのは三光村で17.6%、最も低いのは大田村で10.2%となっている。生産年齢人口の割合が最も高いのは大分市で69.8%、最も低いのは大田村で47.5%である。老年人口の割合は大田村が42.3%で最も高く、大分市が13.3%で最も低い。老年人口の割合が30%を超えるのは23市町村であり、県の平均(20.6%)を上回っているのは53市町村である。
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1 移 動 者 総 数 |
移動者総数は前年に比べ減少
この1年間の移動者総数は81,939人で、前年と比較すると 1,197人( 1.4%)減少した。総移動率は 6.7%である。男女別にみると、男子は44,208人、女子は37,491人で、性比は117.9である。
2 市町村別移動者数 |
(統計表 第7表 市町村別移動者数) |
総移動率の高い湯布院町、挾間町
移動者総数を市町村別にみると、移動者数が最も多いのは大分市で 39,411人、最も少ないのは中津江村で
103人となっている。
総移動率をみると、湯布院町が13.1%で最も高く、次いで、挾間町11.6%、中津市10.4%、三重町10.3%となっている。最も低いのは姫島村の 4.6%である。
市町村別の移動率を県内・県外別にみると、県内移動率では、挾間町の 8.1%が最も高く、三重町 7.0%、日出町 6.3%が続いている。最も低いのは、荻町の
2.5%である。また、県外移動率では、湯布院町の 7.1%が最も高く、次いで中津市 6.9%、大分市 6.0%となっている。最も低いのは、野津原町の 1.6%である。
3 年齢別移動者数 |
20〜24歳で総移動率が最も高い
移動者総数を年齢(5歳階級)別にみると、20〜24歳が17,915人(総移動率25.3%)で最も多く、次いで25〜29歳が12,907人(同17.9%)、15〜19歳が
9,901人(同12.5%)となっている。
純移動率をみると、15〜19歳(-2.9%)、20〜24歳 (-2.1%)の年齢層でマイナスになっており、転出超過の状況である。他の年齢層では転入超過であるが、超過率はいずれも
0.5%以下である。
5 県 内 移 動 者 数 |
(統計表 第8表 市町村の主な前住地別県内転入者数) |
(統計表 第9表 市町村の主な転出先別県内転入者数) |
県内移動者は1,430人減少
この1年間の県内(市町村間)移動者数は23,397人で、前年と比べ 1,430人( 5.8%)減少した。
これを男女別にみると、男子は11,412人、女子は11,985人で、男女とも前年より減少している。県内移動者の性比は95.2で、県外移動とは反対に女子の方が多い。
6 県 外 移 動 者 数 |
(統計表 第11表 市町村の主な前住地別県外転入者数) |
(統計表 第12表 市町村の主な転出先別県外転入者数) |
県外移動者数は294人増加
この1年間の県外移動者数は58,302人で、前年に比べ 294人増加した。
これを男女別にみると、男子は32,796人、女子は25,506人である。
県外移動者を転入、転出別にみると、転入者数は28,228人、転出者数は30,074人で、 1,846人の転出超過となった。前年と比較すると、転入者数が38人減少し、転出者数が
332人増加したため、転出超過数は前年の 1,476人から拡大した。
県外移動の約半数は九州地方 (統計表 第10表 市町村のブロック別転入・転出者数)
県外移動者をブロック別(全国8地方及び国外)にみると、九州地方が28,726人で最も多く、県外移動者の約半数(49.3%)を占めており、関東地方9,783人(16.8%)がこれに続いている。
転入・転出別にみると、ともに九州地方(転入者数13,661人、転出者数15,065人)が最も多く、関東地方、近畿地方と続いている。特に福岡県は、転入者7,677人(県外転入者の27.2%)、転出者9,024人(県外転出者の30.1%)で県外移動の4分の1以上(28.6%)を占めている。
また、転入超過数は、国外が397人で最も多く、次いで北海道の68人、東北地方の28人となっており、転出超過数は、九州地方が1,404人で最も多く、次いで関東地方の417人、近畿地方の248人、中部地方の181人となっている。