県政ふれあいトーク
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豊後大野市大野町
2007年9月6日
 

規格外野菜を業務用食材として販売する
企業組合 村ネットワーク

 
テーマ 豊かな生活を支える力強い産業づくり
訪問先
企業組合 村ネットワーク
場所 企業組合 村ネットワーク
 豊後大野市大野町田中に今年4月オープンした企業組合村ネットワークを訪ねました。
  企業組合村ネットワークでは、地域農産物の出荷調整による余剰品や規格外品を活用し、レストラン、ホテルへ業務用食材として販売しています。 代表理事の小原さんはデパートの調理部門で腕を磨いた食のプロ。レストラン・おむすび店を経営する中で、小さな飲食店は少量扱いのためコスト面から地元産食材は入手しにくく、また下ごしらえにもコストがかかるという外食産業の実情と、出荷調整による余剰品や規格外農産物の活用に頭を悩ませているという生産者の実情を知り、これを結びつけたいとの思いから「企業組合村ネットワーク」は生まれました。
  村ネットワークでは、ホテル、レストランなどの細かいニーズに応じて商品づくりをしており、注文も増加してきているそうです。小原さんと従業員一丸となって、厳しい料理人の注文に答えようと、味づくりに取り組んでいます。また市場や消費者の動向を知るため東京坐来へも食材を提供しており、野菜を原材料としたショートケーキなど野菜スイーツも好評だそうです。
 当日は、喫茶室で概要説明を受けたのち、小原代表理事の案内で会社内を視察しました。ガラス張りの厨房施設は清潔感にあふれ、地元の女性たちが忙しそうに働く様子を見学することができました。当日野菜ケーキをいただきましたが、材料が野菜?と思うほどおいしくいただきました。
 
豊後大野市緒方町
2007年9月6日
 

歴史のある男女共同参画社会づくり活動
緒方町女性団体連絡協議会

 
テーマ 人・水・緑が輝く環境づくり
訪問先
緒方町女性団体連絡協議会
会場
緒方公民館
 緒方町は、緒方5千石といわれるように、古くから米どころとして知られてきました。その豊かさは子弟の教育へと向けられ、別名「教師どころ」とも言われています。女性の活動は、この地域の特性の影響を大きく受けています。
  緒方町女性団体連絡協議会は、昭和30年に誕生した緒方町連合婦人会が発展し、特に昭和44年からの波多野正憲町長の時代には、前身となる婦人協議会が結成されるなど大きく発展を遂げました。
  現在、食生活改善推進協議会・農協女性部・商工会女性部・ことぶき学級(婦人会OB)・母子寡婦福祉会・農村女性連絡会議など女性11団体で組織され、会員は互いの連帯感を培いながら、女性の地位向上を目的に活動を続けています。
 当日は、沢山のみなさんに出席していただきました。農業のこと、地域づくりのこと、生活のことなど様々なことについての話を伺いました。
  懇談では、次のような意見要望がありました。
公立緒方病院の医師不足が1日も早く解消できるようしてほしい。
公立緒方病院を存続させてほしい。
医師同志が連携できるしくみをつくってほしい。
高校跡地に企業誘致してほしい。
父子家庭にも母子家庭と同様の援助をしてはどうか。
年金生活者に対する支援が必要ではないか。
市町村合併して遺族会の行事に参加しにくくなった。
台風5号による被害が激甚災指定になるよう尽力願いたい。また緒方川(緒方町辻地区)が氾濫しないよう土木の抜本的な対策をお願いしたい。
高校跡地に女子刑務所を誘致してほしい。
新しく土地を造成し、建物を建てるより廃止された施設の有効活用をしてはどうか。
緒方工業高校の跡地利用を県はどのように考えているか。
JA女性部で野菜づくりをし、Aコープ内に出店している。
水稲共済の判断基準を統一してもらいたい。
是非、また懇談の機会をもってほしい。
 
 
竹田市
2007年9月6日
 

後世に残したい農業・観光施設
白水ダム(白水溜池堰堤)

 
テーマ 豊かな生活を支える力強い産業づくり
訪問先
白水ダム(白水溜堰堤)
(竹田市次倉、竹田市荻町柏原)
 竹田市次倉と竹田市荻町柏原の境界地にある白水ダムを訪ねました
白水ダムは、竹田市片ヶ瀬から豊後大野市緒方町に配水している富士緒井路の水不足対策として、昭和13年3月に完成しました。
  堰堤(えんてい)は、右岸は武者返し、左岸は階段風に石積みの特殊な工法が用いられ、平成11年5月、農業土木遺産としては初めて国重要文化財として指定されました。なだらかな曲線を描き落ちる流水美は多くの人を魅了し、観光施設としても有名で、九州内はもとより遠くは関西・関東からも訪れています。
  近年、保存・管理上の問題が顕在化してきています。一つは観光面から生じた問題。元々、農業水利施設のため施設そのものに安全対策が取られていないという中で、危険箇所の立ち入り禁止を無視する観光客もあり、その対応が課題となっていることです。
  もう一つは、長年の土砂の流入により、溜池内に島ができるまでに状態が悪化してきていることです。
 白水ダムを管理する富士緒井路土地改良区の後藤理事長の案内で白水ダムを視察しました。
 溜池内には2つの島ができるほど土砂堆積が進んでおり、現在溜池の貯水量は40%以下まで落ち込んでいるそうです。また、土砂浚渫には多額の経費がかかることから、できるだけ経費を掛けずにできる工法の説明を受けました。
 
 
竹田市久住町
2007年9月6日
 

手作りで暖かなメッセージを送る
ウッドストリート

 
テーマ 交流で広がる活気あふれる地域づくり
訪問先
ウッドストリート
会場 ウッドストリート(久住町藤原)
 ウッドストリートは、平成13年に久住高原にふさわしい土産物の開発しようと久住町商工会女性部有志により組織された地域活性化グループです。
  会員は、毎週水曜日に集まり、トールペイントの商品開発に取りくんでいます。はじめての作品は、久住町内の各店舗に飾られた「ウェルカムボード」でした。そのボードを飾った商店が並ぶ様から、グループ名が名づけられました。交通安全の標識、おおいた国体PR看板、また、保育所や学校等によるオーダーメイドの看板も作成しています。手作りの看板は暖かさがあり、子ども達や久住を訪れる人に対する暖かなメッセージとなっています。
  会場の「ウッドストリート」は、本年8月10日に、グループの活動拠点として、また作品の販売所として開店しました。店内では、トールペイント作品に加え、会員が持ち寄る農産品や手作り弁当もあり、立ち寄る観光客も多いそうです。
 当日は、暑い中会員のみなさんに出席していただきました。作品づくりのこと、地域づくりのこと、生活のことなどについての話を伺いました。私も作品を拝見しホットしました。
  懇談では、次のような意見要望がありました。
ウッドストリート発足の経緯を紹介する。
間伐材を町営住宅の建設に使ってはどうか。
三重農業高校久住分校を存続させてほしい。
竹田保健所がなくなると聞いたが、保健所はどうなるのか。
久住らしいキャラクターづくりを支援してほしい。
沢水キャンプ場から花公園までの間に芝生の散歩道をつくってはどうか。
事故防止のために歩道を整備してほしい。
街路樹が茂り、通行を邪魔しているところがある。
商店街の振興について検討している。
獣害駆除に対する補助をお願いしたい。
100円乗合タクシーを実現してみたい。
 
 
竹田市久住町
2007年9月6日
 

農家に替わり子牛を育てて増頭を
キャトルステーション

 
テーマ 豊かな生活を支える力強い産業づくり
訪問先
キャトルステーション(子牛共同育成管理施設)
会場 キャトルステーション(久住町畜産センター)
 
 久住町のキャトルステーションを訪れました。
  キャトルステーションは、生後3か月から5か月未満の子牛を預かり、約6か月間、農家に代わり育成する施設で、平成14年度からJA大分みどりにより運営されています。
  農家からの委託料は1日1頭あたり600円で、給餌・消毒・疾病対策などが行われ、現在、この施設で176頭が収容されています。キャトルステーションは、農家の作業軽減と各農家の畜舎スペースを空け、さらに子牛を繁殖させることを目的として設置されていますが、この5年で、地域で大規模経営している繁殖農家1戸で70頭を増頭し、竹田直入地域全体でも3割の増頭を達成するなど成果を上げています。
 
 
竹田市直入町
2007年9月6日
 

栽培技術の向上に取り組む
ピオーネ生産者の沖田一幸さん

 
テーマ 豊かな生活を支える力強い産業づくり
訪問先
ピオーネ生産者 沖田一幸さんの農園
 竹田市直入町長湯でピオーネ生産に取り組む沖田一幸さんを訪ねました。
  沖田さんは奥さんとお二人でピオーネ、スイートコーンの生産に取り組んでいます。ピオーネの栽培規模は50aですが栽培技術の向上に努め、平成16年の第10回大分ニューピオーネ品評会(大分県ぶどう研究会主催)では、見事最優秀賞に輝きました。
  また、竹田市ではピオーネを平成10年からカボスに次ぐ果樹として導入し産地化を目指していますが、沖田さんは、JA大分みどりピオーネ生産部会長として、竹田市地域の栽培面積の拡大に尽力しています。
沖田さんの案内でピオーネ農園を見学しました。ピオーネはいずも粒揃いで沖田さんと共に生産に従事している奥さんに栽培の苦労話など伺いました。