県政ふれあいトーク
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大分市(旧:野津原町大字今市)
2005年1月25日
テーマ
 農村女性起業者
訪問先
「今市地区農村女性起業者等」
訪問先の概要
 平成17年1月1日の合併で新しい大分市の市域になった旧野津原町の今市地区では、昭和61年頃から女性起業者の方々が県道沿いに簡易な直売所を設け、農産加工品や自家野菜を生産販売する店が目立つようになりました。最近では食堂を増設した所もあります。また、ニラ、肉用牛、柿などの農業生産に携わっている女性や加工品を生産している方も多く、この地区では農村女性の方々が自信と誇りをもっていきいきと活動しています。
よもぎ餅づくりに挑戦
今市地区農村女性起業者等の皆さんと

 1月25日火曜日、午前9時50分から大分市の今市地区を訪問、参勤交代道路今市石畳や若妻の店、加工所かぐや姫を見学・調査した後、同地区で若妻の店などを経営する農村女性起業者や女性農業生産者の方々等24名といまいち山荘で懇談しました。
 懇談での主なご意見等は下記のとおりです。

地元の野菜などを活用した加工所、直販所の取組みは、地域の活性化に繋がっており、今後も地域でがんばっていきたい。
台風災害により水路が壊れて水が来なくなった。今後の稲作には間に合うように補修が行われるそうだが、一年中水を必要とするニラ栽培への影響は大きい。早急に水路の改修を行ってほしい。
特産の柿は軟化しやすく、また加熱処理に不向きなため、イチゴのような加工が難しい。何かできないか、と思う。
この地域の肉用牛生産は、小規模兼業が多い。小規模畜産農家に対する資金があれば農家のやる気も一層増す。
畜産市場を統合されると、搬入距離が遠くなる。
佐賀牛や鹿児島牛、宮崎牛は有名だが、豊後牛は知名度が低い。市場関係者もおいしさは認めている。畜産農家はがんばっているのでもっと県がPRすべき。
牛の繁殖を行っているが、県外の肥育農家が購入することが多い。県内の肥育技術の向上や肥育農家の育成も重要では。
若い人口が増えるために住宅団地の整備が必要では。
 
 
臼杵市(旧:野津町大字西神野)
2005年1月25日
テーマ
 過疎地、地域づくり
訪問先
西神野地区(西神野(にしかみの)活性化グループ、神嶺(しんれい)高年クラブ等)
訪問先の概要
 平成17年1月1日の合併で新しい臼杵市の市域になった旧野津町の西神野地区は山間の地で、世帯数47戸、126名の方々が住んでいます。地区では地域の活性化のため、西神野活性化グループを中心に久保ん谷湧水まつりや西神野音楽祭などを開催、イベント前には地区民総出で道路の清掃をするなど、地域ぐるみで大会を盛り上げています。また、秘境庭園巡りも行われています。
しいたけのホダ場でサルによる被害状況を聞く知事
西神野地区の皆さんと

 1月25日火曜日、午後1時35分から臼杵市の西神野地区を訪問、つい最近サルの被害に遭ったというしいたけのホダ場で所有者の二村さんから被害状況の説明を受けた後、西神野地区の方々40名と西神野生活改善センターで懇談しました。
 懇談での主なご意見等は下記のとおりです。

道が整備されていないので大型車が通れず、林業で木材を搬出するためには遠回りをしなければならない。大型車が通れる道を整備してほしい。
通院や買い物のため、道を整備してバスが通れるようにしてほしい。
地区に至る道が狭く、離合も困難である。久保ん谷湧水の近くにロータリーを設けてはどうか。
サルやシカの被害が近年ひどく、駆除したいが方法がない。
将来的には津久見市とも合併したほうがよいと思う。
町道の草刈りは、音楽祭や湧水祭りに来てくれる町外の人への感謝の思いから、皆がボランティアで行っている。
野菜などの露地栽培ではサル被害が防げないので、ハウス整備に補助してほしい。
県外から来る観光客のため、学校のトイレを開放してほしい。
携帯電話が繋がるようにしてほしい。
地区に学校がなく交通の便も悪いため、子どもはタクシーで通学しているが、今後もこのような便宜を図ってほしい。
 
 
大分市(旧:佐賀関町大字木佐上)
2005年1月25日
テーマ
 地域づくり、農産加工
訪問先
木佐上(きさがみ)農事組合法人等
訪問先の概要
 平成17年1月1日の合併で新しい大分市の市域になった旧佐賀関町の木佐上地区は5つの自治区からなり、人口は1,000人余り、稲作中心の兼業地帯です。昭和63年に全住民参加を基本に「木佐上コミュニティー」を立ち上げ地域づくりをスタートさせました。全住民参加のコミュニティづくりにより地域も再度活性化し、平成10年には85戸の農家が参加して木佐上営農組合を設立、さらに基盤を強化し地域農業の企業的経営を目指すため、平成16年に木佐上農事組合法人を設立し農産物を共同で生産・販売しています。
木佐上加工拠点施設「ふるさとの風」を視察
木佐上地区の皆さんと

 1月25日火曜日、午後3時45分から大分市の木佐上地区にある木佐上加工拠点施設ふるさとの風を訪問、同施設で味噌、豆腐、お菓子などを加工している「すみれ工房」代表の長田さんの案内で施設を見学した後、木佐上農事組合法人の方々等44名と木佐上老人憩の家福寿荘で懇談しました。
  懇談での主なご意見等は下記のとおりです。

全世帯が産業観光部会や福祉環境部会といった何らかの部会に属し、さまざまな活動を通して地域づくりを行っている。
農事組合法人の活動として、有機減農薬のブランド米「たまごのお米」など消費者の期待にこたえるような農作物づくりを行っている。
サルやイノシシの被害がひどいが、地区の半分が禁猟区なので駆除が難しい。なんとかならないか。
地区に道路整備のための土が盛られているところがあるが、強風の際には影響もあるので、早期に道路整備を完了してほしい。
堤の改修工事に土砂が埋められたが、下流に人家等があるので土石流にならないよう措置してほしい。
河川の土手が損壊したときなど、土木と農政のどちらが担当するのかがよく問題になる。十分連携をとり、早期に改修されるようにしてほしい。
台風23号で起きた地滑りの箇所は近くに人家があり危険。人命に関わることであり、早急に対策を取ってほしい。