上海で、中国東方航空の曹建雄副総裁と面談した広瀬知事は、大分〜上海線の早期再開を強く要請し、7月中の再開に向けて良い感触を得ました。また、ジェトロ上海センター、在上海日本国総領事館を訪問し、大分と上海の経済交流をはじめとする様々な分野での交流の在り方について意見を交わすとともに、上海で活躍する大分県人会の皆様と交流を深めました。加えて、大分に建設される工場のモデルとなるキヤノン蘇州工場を見学しました。
オアシスひろば21の地下1階にある「ジョブカフェおおいた」を訪問しました。近年厳しさを増している若年者の就職を支援するため、国と連携して大分県が4月1日にオープンさせたもので、一貫した就職支援サービスを一度に(ワンストップで)受けられるセンターとなっています。ワークプラザの吉川室長の案内で、知事自ら端末を操作し、「いいものができた。若年者のために、就業機会をつくっておくことが必要」と感想を述べました。
佐々木県議会議長、各種関係団体代表者とともに、来県した額賀自由民主党政調会長、亀井農林水産大臣、石原国土交通大臣に対し要望活動を行いました。知事からは地方財政の置かれた厳しい現状を踏まえ、地方公共団体の意見を十分に反映した「三位一体の改革」の推進を強く訴えるとともに、総合的な家畜伝染病予防対策の推進や高速道路の整備促進、地域高規格道路の事業促進について要望しました。これに対し、額賀政調会長らはそれぞれに理解を示し、前向きに取り組む姿勢を示しました。
県民が気軽に立ち寄り、地域づくりや観光について相談したり情報を集めたりする場所として、「観光・地域振興サポートセンター」が県庁の3階に開設しました。魅力ある地域づくりと観光振興を一体のものとして取り組んでいくため、本年度から「観光・地域振興局」を設けましたが、サポートセンターは県民の窓口となって、地域づくりや観光についての県民の生の声を迅速に県政に反映させるものです。開所式には日本銀行大分支店の植村支店長をはじめ観光・地域づくりの関係者が立ち会い、知事と一緒に看板を設置しました。知事は「外の風を県庁に持ち込むため、幅広く自由に活用してほしい」と述べました。