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床木ダム(一級河川番匠川水系床木川)
番匠川水系床木川流域の平均年雨量は約2,000mmで、そのほとんどが台風の影響によるものです。急峻な山地と細長い平野部は一度降雨があれば水害発生の大きな原因となっており、特に昭和41年8月の19号台風による被害は床上浸水18戸、床下浸水92戸、田の流出が0.8ha、畑の流出1.0haと大きいものでした。その後改修工事が徐々に進められていましたが、地元住民の間から抜本的治水対策が強く望まれていました。そこで、洪水調節、流水の正常な機能の維持を目的とした床木ダムが建設されました。
- ダム概要
右岸 : 佐伯市弥生
左岸 : 佐伯市弥生
型式 : 重力式コンクリートダム
堤高 : 58.5m
堤頂長 : 249.0m
総貯水容量 : 3,520千m3
有効貯水容量 : 3,120千m3
洪水調節 : 240 → 40 m3/s
竣工 : 昭和60年