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豪快ないわしまき網漁 -佐伯市米水津宮野浦-

印刷用ページを表示する 更新日:1981年8月1日更新

1981年8月号 広報おおいた

豪快ないわしまき網漁 -佐伯市米水津宮野浦-

説明

当時、佐伯市米水津のまき網線は、20トンほどの中型船だった。それでも網の長さ500メートル、深さ90メートルの巨大な網が、うなりを立てて海中に滑り込むさまは豪快であった。午後3時過ぎ、網船が網を投入しながら灯船の周りを半径100メートルほどの円を描き、全速力で包囲した。網を閉じると、ウインチで網の巻き上げ作業が始まった。徐々に網が絞り込まれ、網の下縁につけた策が閉められた。逃げ場を失ったいわしが、黒い水中にキラリと光った。その数がだんだん増えてくる頃には、夜も白みはじめ、搬送船が編船の向こう側に回る。船倉が空けられ、とれた魚を三角網ですくい込んだ。いわしまき網漁は、4月から11月頃までが最漁期である。

場所

場所:佐伯市米水津

カテゴリー

海・街並み・漁業

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