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志賀 |
宇目町と弥生町にある道の駅には、それぞれ何10万人もお客が来ますし、蒲江町のマリンカルチャーセンターもマンボウの人気が高いようですね。 |
知事 |
マリンカルチャーセンターは社会教育施設としてだけでなく、これからは観光施設としての活用も考えたいと思っています。また、観光振興や地域づくりには、ハード(施設)だけでなく、イベントの企画などソフト面の“しかけ”が必要です。 |
岩崎 |
ソフト面のしかけで思いついたのですが、例えば佐伯南郡では六市町村で七つのマラソン大会を行っていますが、時期が重なっているものもあります。今後、四季折々に分散して行うようにすれば、何回も地域に来てもらえるようになりますよね。 |
知事 |
面白いアイデアですね。交流人口を増やす材料になるでしょう。他の地域でもそうですが、これまで個々の市町村でやってきた祭りやイベントを、新しい市で工夫することによって、より面白い情報発信ができて、何回も足を運んでいただけるようになるでしょう。 |
志賀 |
情報を受けとる側としても楽しみが増えますね。大分は温泉に恵まれているので、例えば、竹田直入地域では共通温泉パスを作って、竹田、荻、直入、久住のどの温泉にも入れる、ということもできるのではないですか。 |
知事 |
それもいいですね。温泉巡りは私も大好きなんですよ。地域のイメージアップにつながると思います。 |
志賀 |
民間の方から、産品のブランド化(差別化)を進めるため、生産・加工から販売までを全て地域内でやってしまうことができるとうれしいという話を聞きました。 |
知事 |
消費者に売り込むということになると、ブランドのあるなしで違ってきますからね。今や、関アジ・関サバを知らない人はいませんし、大分産の干しシイタケは有名で、県内外で偽物が出回るほどになっています。何かしらの工夫、付加価値をつける、そういった仕組みづくりが必要でしょう。 |
岩崎 |
素材にいかに磨きをかけるかということですね。 |